仕事じゃねえんだ、真面目に走れ〜40歳からのマラソン”Sub3"〜

育児と家庭と他の膨大な趣味とわずかな仕事をこなしつつ、、、。「ちょっとまたお父さん走りに行ったみたい・・・。」と妻と娘にゲキを飛ばされ突然マラソン"Sub3"を目指して走り始めた「まっさん」のブログ

「気持ち悪いくらい頼んでくるオジサン」が出現したハナシ

3日間の夏休みがありました。休みは釣りに行ったり、家族サービスで過ごしました、まっさんです。休み中も朝ランするもなんか身体が重かった、スピードが上がりません。遊び疲れ??

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2日ランオフ

1年に1回の釣り遠征、富山県神通川。

昔は夏休みずっといってたんだけど。
橋の下にテント張って過ごしてな。

今はこの日帰り700km釣行ですよ。
5時間運転→12時間釣り→5時間かけて帰宅。
精神的満足は得たが、マジ身体キツくなってきた。

朝ランするも身体が重い


メニューは朝ランを終えて、からの100mダッシュ10本。スピードが上がらない割に燃え尽き感は強い。
脚はランオフで少し楽だけど、身体全体が重い感じ。

プールは究極のwin-win

ガッツリ、水風呂とかでアイシングとかしたいがそうはいかない。今日は娘も嫁ちゃんも在宅。

そこで、この府中市民プール、大人150円、子ども50円と格安だ。なのに究極と言って良いコストパフォーマンスを発揮する。

  • まっさん→2時間もたっぷりアイシングできる。
  • むすめ→プールMAX楽しい
  • 嫁ちゃん→うるさいの2人いなくて家でのんびりできる。

市民プールなので、ビキニ的な、バインバイン的なのは期待できない。
そこだけが残念である。

午後は地元のお祭り

昼寝後、大国魂神社の商工祭に娘と出撃。

午後の獲得目標

今日の目標はねじねじする風船でなんか作ってくれるコーナー、そこでミッキーを作ってくれるらしい。娘がそれを欲しいと。

風船コーナーは大盛況でパフォーマーのおじさんが次々何か作る。パフォーマンスを見た後、並んで欲しいものを申告。という流れのようだ。

非情にも強制終了

長い列に並ぶもまさかのあと2.3人のところで終了とな。次の順番の男のコががすかさず泣き叫ぶ、お情けで何か作ってもらう。賢いぞ、実に賢い。きっとあの子は要領よく生きてゆくに違いない。

娘は、と、見ると、状況が飲み込めてないようだ。

手をつないで、ポカンとこっちを見ている。

「もうおわっちゃったんだって。」

「ヤダ、はなちゃん風船欲しい」

「もうおじさん帰っちゃうんだって。」

「ヤダ、ミッキーさん欲しい。はなちゃん並んだんだもん。」

たしかに20分は並んだ、娘も辛抱強く待っていた。3歳という年齢にしてはミッキー欲しさに驚異的な我慢強さを見せた。でもおじさんはもう撤収してる。

すみません、とダメ元で声をかけるも完全シカト。
プロだ。こんな状況を、何度も体験しているプロだ。

かき氷を食べようと言っても、好きなものをなんか買ってあげると言っても、頑として誰もいなくなったテント前から動かず。誰に似たのか。

オヤジの反省点

その後、娘がシクシク泣き始める。
泣くなら、もっと大きな声で、かつ、さっきの男の子より早く泣き叫ぶべきだった。ミッキーさんが欲しいと声高に主張すべきだった。

オヤジとして私も反省だ。
娘が早く風船のところに行きたそうにしていたのに、回り道をしていた。

【まっさん回り道一覧】
・おっ、スペアリブ美味そうだ、と食ってたこと。
・人妻になった久しぶりの同級生と長話をしたこと。
・おっ、焼き鳥も美味そうだ、と食ってたこと。
・娘がいらないというのに、可愛いお姉さんが売ってたタピオカミルクティに並んだこと。
・そのお姉さんに積極的に話しかけたこと。
・ヘラクレスオオカブトのくじ引きに並んで外れたあげくメスのカブトムシをもらったこと
・その後、当たり入ってんすか?としつこく迫りくじ引きを見学した事
・要らないカブトムシ(メス)をにがしに行った事

などなど。


問題のスペアリブ店(スペアリブに問題があったわけではない)

とかく、反省である。

気持ち悪いくらい頼むオジサン出現

もう18時になり、祭りも終わり。

相変わらずベソかき歩かなくなった娘を抱っこしつつ、住宅展示コーナーで反省オヤジがぷかぷか浮かぶ風船を見つけた。

「はなちゃん、風船があるぞ、浮かんでるぞ。」

娘が泣き止んだ。

「パパ、、風船が、もらえるか聞いてみる。」

娘が少し期待しつつも、訝しげな表情でこちらを見ている。反省パパ、まっさん、起死回生の一手。ここで頑張るしかない。

第一に帰宅してから、機嫌良くなりつつある嫁ちゃんに死ぬほど怒られるかもしれない。

子どもに風船を持って帰らせたい。

「コレ、ください。」

「それは商品ではないんです。」

「いや、、わかってますけど、、。どうしても風船が欲しいんです。」

「申し訳ないですが、、、」

「いやホントマジでお願いします、この風船ください。」
この帽子に似合う風船、コレしかない感じなんです!
「この子には風船が必要なんです、どうしても必要なんです!」

とにかく、道理の通らない説明だが超絶欲しいことをプレゼンする。


メッチャ風船が似合いそうな帽子!

風船やたら欲しいオジサン出現に片付けをしていた作業スタッフの手が止まる。

娘を見ると、もう泣き止んでおりポカンと状況を見てる。
いや、、泣くならここなんだって、風船欲しい、って、作業スタッフ全員に聞こえるくらい大きな声で泣くべきなんだって。と思いつつ。



まぁ、自分でも軽く引くくらい頼んだよね。


むしろ、気持ち悪いくらい頼んだよね。


こんなに何かを頼んでるヤツ、この瞬間、この地球上にいるのかってくらい頼んだ。


この帽子に似合う風船はこれしかないです!と力説だよね。
もはや展示場の営業さんも参考にするレベル。



こんなに何かを人に頼んだのは、昔、バイト先の女の先輩に告白してフラれたけど、それなら1回でいいからヤラせてください。って土下座して頼んだの以来だ。


そしたら責任者みたいな人が見かねて、もう片付けるからいいでしょう、はいどうぞってくれた。

まぁ、こう書くと、すぐくれたみたいな感じだけど実際は15分くらい粘った。


Hello!だぜ!

娘の成長

「ありがとー!」と娘がちゃんとお礼を言った、えらい。えらいぞ!タメ口だけどな。


オレにもありがとうが必要だが、親ということを差し引いてここは良しとする。


なんて思ってたら、帰りの自転車で



「パパ、風船のこと、ありがとね。」
とな。


不意打ちか!

パパは、じわぁーっと、前が見えなくなってコケるとこだったぜ。
スクスク良い娘に育っておる。

こんなに、ぷかぷか浮かんでる風船誰も持ってないよ!良かったなー!って言ってニコニコで帰路に着いた。

パパがいろんなおねいさんたちと話したりカブトムシのくじを引いたのは内緒だぞ。、とも。

良き夏の思い出が出来た。

さて、また明日から走るぞ。

この驚異的な粘りを走りに活かして"Sub3"を達成する。