仕事じゃねえんだ、真面目に走れ〜40歳からのマラソン”Sub3"〜

育児と家庭と他の膨大な趣味とわずかな仕事をこなしつつ、、、。「ちょっとまたお父さん走りに行ったみたい・・・。」と妻と娘にゲキを飛ばされ突然マラソン"Sub3"を目指して走り始めた「まっさん」のブログ

「無」になる練習 と 小出式練習法

「無」になります、まっさんです。大田原マラソンに向けた練習を小出監督メニューで始めることにしました。

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こんな経験ありませんか?

マラソン大会でひたすら前の人について行ったら楽に走れた。
ペーランで前の人の背中だけを見ていれば設定通りに走れる。
真夜中の山を走っていたら知らぬ間に目的地についていた。
ずっとトラックを回っていたら知らぬ間に2時間くらい経っていた。

今日の練習はこの「無」を意識的に作り出す練習だ。

「無」になることに目覚めた高校時代

少しむかし話。
高校時代、まっさんはバスケ部に所属していた。

「殴られ役」

毎年、新年度になるとキャプテンや副キャプテン、会計などの役割が発表され、その中に「殴られ役」という不思議な役割が存在していた。
殴られ役はレギュラー陣が試合でミスしたり、または、後輩などが粗相をしたりした場合に代わりに先生に殴られたり、なんらかの罰を一身に背負う役柄だ。

今思えば連帯責任の名の下、部員の士気を上げるのが目的だったんだろう。理不尽に尽きる制度だった。

その役割にまっさんは指名された。

平手うちをくらい続け体育館を往復したこともあった。

無になった日

部員がテストの平均点を下回った場合その下回った点数の合計分、体育館に併設された1周200mのランニングロードを周回するイベントもあった。

いつも30周程度だったが、ある時150周分という驚愕の数字が出たことがある。

部員がみんな謝りに来るけど、まぁかまわんよ。と言ってみんなが練習する中走り始めた。

最初の50周くらいは地獄だった。
なぜこんな目に、みんなが悪い、こんな制度が良くない、などさまざまな感情が吹き出してきたが突然訪れた「無」

走っていても辛いも苦しいも疲れも何も感じず、気づいたら残り100周くらいを走っていた。走りきったというか4時間走り続けたくらいで先生が止めに来た。

とても感動したことを覚えている。

卒業の時に先生から「お前は我慢が足りないからあの役割にした。」と言われて何度も殴られたり走らされたりしたことを感謝した。



これを洗脳という。

再びあの境地へ

「無」を手に入れるときついペースも、暑さも、寒さも、痛みも、苦しみも感じなくなるのではないか。
藤原新さんが「30kmまでは寝て走れ」とも言っていた。
「無」の境地、つまり瞑想状態で走ることは30kmまでの消耗を減らすことができるのではないか、とも思う。
そこでまっさんは「無」になる練習をすることにした。

設定コース

「無」に達しやすいのは、経験上、単調、暗い、景色が変わらない、興味を引くものがない、などの状況だ。
コースは片道300m、緩やかな坂道。
街灯も少ない。ここをひたすら往復する。
時計も見ない。ペースは関係なし。心拍は上がらず、汗もかかないくらい。

結果


やはり最初の5kmくらいはフォームがとか、ペースがとか、仕事がとか、家族がとか、明日の予定はとか、今後のプランとか、練習は小出式か岩本式かとか、これは無意味なんじゃないかじつは、とか、考えつつ走っていたが途中からどうでも良くなった。

一定のリズムでタッタッタッタッと。
とにかくタッタッタッタッと。
何分かたつとガーミンが1kmのオートラップでピロリロリーンと。その繰り返しになり同じ場所を50回くらい行ったり来たりした。

言っておくがまっさんは周回が大嫌いだ。
でもそんなことどうでもよかった。

走り始めて1時間くらい経ったくらい?で、走っているんだから寝てるんだか、上か下か、暗いんだか明るいんだか、目を開けてるんだか閉じてるんだかわからないような感じになり非常に心地よかった。

そしてテキトーにやめた。

2時間近く走ったがなんかあっという間だった。
気持ち的には2.30分走ったくらいの感じだった。

考察など

ペースは7’30/kmとかなり遅いが、Ryo君が書いていた疲労抜きジョグとも一致するし、全力さんが書いていた速くなるためのゆっくりジョグとか、petaさんが取り入れている故小出監督メニューのLSDとも一致する気がする。

何より山のレースで脂質代謝だけで身体を動かすを促すAeT値である110bpmとほぼ一致したので成果が出る可能性はある。


故小出監督の13週メニューにもジョギングが登場しまくる。このジョギングを全て「無」になる練習にあてることにする。

小出式マラソン練習プログラム

大田原マラソンに向けての練習、最初は岩本式の練習を試そうと思っていた。

ウルトラマラソンでSub11を達成した時にこの本のメニューを参考にしたからだ。

これはいまさつかさんが取り組んでいるようだ。

3’30/kmで野生生物から逃げるべく疾走
さつかさんは"Sub3.5"で取り組むとかブログに書いていたが、リレマラで背中を追いかけさせてもらった身としては、ちゃんと"Sub3"で取り組んでほしい。すげー速いんだから。

でも大田原に向けては小出監督のプログラムを実施することにした。

小出監督が没した時から小出監督メモリアル、小出監督メニューで"Sub3"したいとも思っていた。

小出監督メニューには坂インターバルが結構登場する。
これがアップダウンの激しい上州武尊山スカイビュートレイル140kmや伊豆トレイルジャーニー72kmに活かされる可能性がある。

さらなる理由はpetaさんという試金石があるからだ。

petaさんの練習記録
リレマラでpetaさんの走りを見た。
あれは努力の走りだ。
petaさんは足が長いわけでもなく、顔が小さいわけではなく、ものすごいバネ感を持っているわけでもなく、特段センスがあるわけでもなく、特段カッコいいわけでもなく、むしろ中肉中背の普通のアラフォー手前のおっさんだ。 努力を少しづつ積んだ努力の人だ。それが分かった。

あとなんとなくいらねえ暑苦しさがシンクロする。

petaさんは忍者代表の枠で来週から小出監督の指揮下に入る模様。
まっさんも野生生物枠で監督の指揮下に入れていただく。
SS氏は山伏枠で指揮下に入るようだ。


ということですから、Qちゃんとペーちゃん(petaさんね)はこれから先輩となる。(SS氏は自分よりわずかに遅く指揮下に入ったので後輩となる。)

東京マラソンの前段階、大田原マラソンでまずは"Sub3.15"を達成するぞ。

岩本式を今回見送った理由はもうひとつある。

岩本式にするには先週から始めなければならなかった。

もう始まっちゃってた(;´д`)