仕事じゃねえんだ、真面目に走れ〜40歳からのマラソン”Sub3"〜

育児と家庭と他の膨大な趣味とわずかな仕事をこなしつつ、、、。「ちょっとまたお父さん走りに行ったみたい・・・。」と妻と娘にゲキを飛ばされ突然マラソン"Sub3"を目指して走り始めた「まっさん」のブログ

武尊140にリベンジを誓う&マラソン練習への切り替え&レース後小噺

武尊敗北から1日、昨日は疲れているのに悔しさがこみ上げてきてちっとも眠れませんでした、まっさんです。DNF続きで自信をなくしがちですが前を向いてコツコツやっていくしかない!まずはキチンと振り返る、そして次は頑張るぞ!

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「題名:こんな食えるわけない」
前日から食いまくる!3歳のムスメにも宿でご飯をつけたらこの量!こんなに食べられない、って顔して!とのリクエストにこの顔で答えるムスメ。食えるわけないからまっさん食うしかないじゃんか、、、。

レースの反省点

レースに向けた取り組み(反省)

何が何でもやるぞ、というよりマラソンシーズン前のスタミナ養成の一環、みたいに考えてしまっていた。そんな甘いレースではなかった。
今シーズンは"Sub3"達成に向けて大きくトレーニングメニューを変えたこともあり心肺機能が高くなり脚が弱くなった。つまり、レースに向けた取り組み方が間違っていた。
ここぞと決めて「やるしかない」って決意で臨むべきレースだった。来年は武尊140を目標として練習する。

のんびり最後方からスタート

直前1ヶ月明らかに走りすぎていた


レースの95km分を除いても300kmを越してた。
テーパリングをしないで臨んだのもあり序盤から身体が重いと感じて早々に完走でいいや、とごまかしてしまった。武尊の距離に不安があり走るのを最後までやめなかったが、1ヶ月前にしっかりロング走を行なった上でテーパリングをすべきだった。
10月11月のマラソンのこともあり距離を踏みすぎてしまった。来年は同じ距離を踏むとすれば月々に積む距離を年間を通して増やしてダメージなしで臨む。

傾斜に弱くなっていた

スタートして3kmくらいで「あれ?カラダが重い?!」となって焦った。
前半の登りまくりでかなり時間をかけてしまった。前半はゆっくり入るのはいつも通りだが、ペースが上がらずカットオフまで10-30分以内くらいのギリギリペースで進むことになってしまった。

昨年までは100kmに対して累積獲得標高が2000m程度だったが今年になってからロード練習を増やしたことで100kmで1000m以下の獲得標高になっていた。走れるはずの登りが走れず登りを歩くスピードが目に見えて遅くなっていた。

山に行けないなら10%トレッドミル走を増やすべきだった。ここ半年やってない。
家から3分のところに24時間営業の大型ジム(ヨガスタジオ併設)が出来たので入会して走る。登りまくる。

この標高差は登りの練習を積まないとスピードが上がらない。

ゲレンデ急登。はーっはっは、人がゴミのようだ!とか言ってる場合じゃなかったw
(拡大するとゴミのように上の方まで人が見えます)

剣ヶ峰への急登。

変わる天気に対応しきれなかった

予報は大雨だったが、直前になって1日目は降らないかも??となったのに防水テムレスやツェルト、ポンチョ、最重量カッパなどから装備を切り替えられなかった。

こんな素晴らしい景色に出会えるなんて思っても見なかった!
ドロップバックを置けるんだから雨の降る2日目の装備に加えれば良いものを前半で持ちすぎてしまい1人大荷物だった。昼の間に着くA5までにはデカいライト2つなどもいらない、来年は改善。

爪のケア

スタート5kmくらいのガレ場で右足つま先が岩と岩の間に挟まり爪が割れてしまった。油断したわけではなかったんだけど、、、。いつも剥がしてしまう場所なのでテーピングするなり爪の保護剤を塗るなりケアすべきであった。

腫れて靴に当たって痛みが出て、平地、下りを走れなくなった。
これは最終的な敗北原因となったが、こうなる前にやるべきことがあったし、登りが強ければ痛くて下れなくても歩き続けて完走はできたはずだ。

レースの推奨点

とにかく食いまくった


前日に宿のおっちゃんが頑張れ!と朝飯がわりにおにぎり10個を作ってくれたw
起床後からA1までに全て摂取。

充実しすぎたエイドメニュー

食べたもの

A1→オレンジ12片、ぶどう20、ピーナッツパン2、おにぎり3
A2→オレンジ10片、お切り込みうどん4、いなり寿司11、温泉まんじゅう6(食え食えと言われて調子乗った)
A3→トマト8、バナナ6片、豚汁3杯、おにぎり6、豆腐3丁
A4→コーンスープ1、バターロール4個、あんぱん5個(1袋くれた)、ミルクティー500ml

などと。
ほぼ最後尾だったので食べろ食べます、とたくさん食べた。こんなにエイドが充実した大会もなかなかない!

・ペースが上がらない分、消化まで時間をかけられた。
・腹筋ローラーの成果が出て胃が揺さぶられなかった。
ように思う。
良いところは取り入れて、たくさん食べる、腹筋ローラーは続ける、食べてから30分はペースを抑える。または走れない(登りが多い)前のエイドではたくさん食べる。

レースに向けた取り組み(推奨)

心肺機能が上がっていた。

こんな結果とかwwwのんびりサボって歩いていたわけじゃないんですけど、、、。
反省点でもあるが取り組んできた事は間違いではない部分もあった。
急な登りでも脚が終わっているだけなので心拍が全然上がらず、体の疲れはなかった。
なんか、ハアハアハア(;´Д`)ハァハァしたところなんて1つもなかった。流れ落ちる汗などもほとんどなし。

3年前の武尊70のデータ。ペースは今回よりも同じか遅いくらい。練習=山、だったので登る脚力とかはあったんだろう。月150kmくらいしか走ってなかったけど、累積は毎月3000-5000mは取れてた。

まとめ

上州武尊山スカイビュートレイル140kmはマラソンの練習だけでは走りきれない。
つまり登りの練習をプラスする必要がある。
さらに加える、ではなくても組み込んで行くような。

小出監督メニューに組み込むなら、
インターバルを坂道インターバル1000とか、
5kmごと30kmのB-UP走を生田緑地1周ごとのB-UPにするとか、
10kmペースランを10%トレッドミルペースランに。または傾斜変化をつけてのトレミインターバルなど。

少し考えただけでも今回の失敗から成長できる要素がたくさんある。

今回の大会は制限時間38時間のところ32時間くらいでゴールしようと思っていた。
家族旅行を兼ねて嫁ちゃんとムスメも応援にも来てもらった。

嫁ちゃんとムスメも温泉に入ったり芝滑りや木工教室なんかを楽しんでたみたいだ。

カッコよくゴールするところを子どもにも見せたかったし、練習もたくさん積んだので結果が出ると思っていた。

帰りはまたちがう温泉に入り、美味しいものを食べながら帰宅。

レース後小噺。

帰ったら1日袋に閉じ込めておいた洗濯物がすごいことになってた。

「うぉー!1ヶ月くらい洗ってない野良犬のにおいする!!」

と嫁ちゃんに嗅がせようとしたら、

「何言ってんの!やめてよ、ギャー!」


と本気で全力拒否の構え。


、、、。


うむ、致し方なしか、、、。



と、ひとり風呂場で靴を洗っていたらムスメが来て
「はなちゃんもあらったげるよ」と(涙)


すでに感動していたら
「パパ頑張ったのにねー、ママ、ギャーって言ったらバツだよねー」と。


靴洗いながら
「はなちゃんも公園でだいちゃんと頑張ってかけっこするとおくつが黒くなるんだよ」と。

「パパのおくつ、パパの頑張ったにおいする!くさいよねー笑」と。


2ヶ月で600km走った。

でも、やってきた事が結果に出なくて悔しい気持ちでいっぱいだった。

そこにムスメのこの言葉、風呂場で涙腺崩壊の巻。



不覚にもヒクヒク、オイオイ泣いてしまった、、、。



泣いてるのに気づいたムスメが、ギョッとした顔でこちらを見た後、ダッ!と走ってリビングへ。



「ママー、パパが、泣いちゃってる、ごめんねしなさいよー!」って。


少し慌てて風呂場に来た嫁ちゃんは


「な、何泣いてんの?」
と怪訝そうな顔で。


「だってさ、悔しいじゃん。頑張ったのに走り切れなくてすごく悔しい(涙」

って顔をゴシゴシ拭いてたら、


嫁ちゃん大笑い。心配してた子どもも大笑い。
2人に大笑いされてしまった。


マラソンの練習は始めたばかりだし、結果にもタイムなど目に見えて出やすい。

だからと言って楽しんでのめり込むと山でのパフォーマンスが落ちてしまう。

バランスが大事だ。
マラソン1年生、すごく良い勉強になった。

今回は良い大会になった。
また頑張る理由ができたからな。
やってきた事は無駄じゃなかったって信じて、マラソンの練習に切り替えつつ、上手いアレンジメニューを作っていくぞ。

来年は手をつないでムスメとゴールする。


明確な目標作りは達成を後押しする。


まっさん、転んでもただでは起きない。

まっさん、やはり、さすがである。