仕事じゃねえんだ、真面目に走れ〜40歳からのマラソン”Sub3"〜

育児と家庭と他の膨大な趣味とわずかな仕事をこなしつつ、、、。「ちょっとまたお父さん走りに行ったみたい・・・。」と妻と娘にゲキを飛ばされ突然マラソン"Sub3"を目指して走り始めた「まっさん」のブログ

ランナーに多いケガとその解決法〜ピンチはチャンス?ピンチはピンチ?臭いにはファブリーズ??〜

先日後輩のスーツが臭すぎて殴りました、まっさんです。スーツを買って1年、クリーニングにも出さずファブリーズをかけ続けるとあんな臭いになるんですか、、、。意外とシーズンオフなのに周りは故障者が増えてきた気がしますね。ファブリーズ、かけ続けていませんか??

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初めて走った伊豆大島ウルトラランニング(100km)の距離表示の看板w

まずはこの記事を

プレス工業の山田選手の良記事。
note.com
①②あります。
非常に的を得ている記事で素晴らしいと思います。

ケガには2種類

休めば治るけどまた繰り返すケガ

「またやっちゃった、いつも同じ側の足首をひねるんだよなぁ。」
ってヤツです。
動きのクセ、筋力不足で引き起こされると思います。

まっさんの場合、右足首を本当によく捻る。

原因は左内転筋の筋力不足によるものと右足で蹴って左足で着地する走り方のクセが引き起こしてます。


↑こんな感じで利き足の右の負担が大きい↑

対策としては、注意していれば防げるし、治れば走れるのですが根本的に治すにはどこが弱いかよく知って動き作りを含めて改善するしかありません。

こんな時普通なら
「右内転筋をガッツリ鍛えよう。左に負けないくらい強くしてやろう。」

と思うじゃないですか。

ただ、正解は
「右だけじゃなくて左右ともにさらに鍛えちゃおう。そしてもう一つレベルの上の動きを目指しちゃおう。」
これだと思うんすよね。
左右の連動性を高めるのが必要かなーと。

なかなか治らずココロを折られるケガ

「走り出すと痛い、やっぱ走るのやめよう。」
「だましだまし走ったら痛みが出ない、よし、練習開始!やっぱダメか。」

ってヤツです。

足底筋膜炎や、鵞足炎、腸脛靭帯炎、シンスプリント等が代表的で、「ランナーには付き物」的に処理されることが多い。

整形外科に行っても「安静」しか言われず、骨などに異常なく原因不明。打つ手がないように見えます。

藁にもすがる思いで鍼灸や整骨院に通いますが一時凌ぎ、結局良くならない、繰り返す。

長く引きずる怪我は、
「長いことケアして無かった場所が悲鳴を上げた。」
わけであって、なかなか治らない原因は誰のせいでもなく自分だったりします。つまり、
「無理をしていた時間が長いほど、治るまで長くかかる。」
って訳で自分の何かが悪かったわけです。
そこと真剣に向き合えるかどうか。

自分はそれに気づくまで結構な時間を要しました。

くそー、足が痛くて走れねぇとか言いつつも向き合うこともせず愚痴ばかりこぼしてました。

5年間まともに走れなかった事

いきなりなった鵞足炎

私は28歳の時、マラソンに初挑戦したものの40km地点でDNFしました。

それ以降、少し走ると膝の内側が痛くなりました。
温まると痛みがなくなる気がする、という期間を経て、すぐに温まっても痛みがなくならない、という期間になり、いつでも痛い。
になるまで時間はかかりませんでした。
鵞足炎でした。

原因は大腿まわりの筋力や柔軟性が足りなかったせいで距離を踏んで疲れて来た時に膝が内側に倒れる癖だったと思います。

走ると痛いので走らなくなりました。

長引いた腸脛靭帯炎

安静にすればしばらくすると治りますが、走ると痛くなるを繰り返し、走る習慣が無くなりました。
代わりに筋トレを始めました。
筋トレを始めて身体が大きくなり、走ることがさらに億劫になりましたが、20分くらいのジョグくらいなら膝の痛みはなくなり、また徐々に走る習慣が戻ってきました。3kmとかの職場の駅伝なんかにも出たりし始めてまた走るようになってすぐ腸脛靭帯炎になりました。

駅伝で下りコースを爆走した次の日から膝が抜けるような感じで力が入らなくなることが頻発。
鍼やマッサージに通いながらだましだましジョギング。30も超えたのでこんなもんかなと思ってまた走ることから離れました。

原因はドロップ差のあるシューズでのオーバーストライドとヒールストライク、大臀筋周りの不足と過体重だったと思います。

この頃は走っても月30kmとか。

二足歩行を否定される痛みの足底筋膜炎

まっさん30代半ばのこの頃、ボーントゥラン(BORNtoRUN)という本が一世を風靡しました。
色んな民族や登場人物が出てきて走る話なのですが、要約すると
「厚い靴は保護されすぎてケガする、裸足やサンダルがすごいんだ。」

みたいな話(要約しすぎw)

まっさんもこれに乗っかって、裸足や自作ワラーチ、薄底シューズ(VibramやNBのミニマスシリーズ)で走りまくったら足底筋膜炎になりました。

原因は必要なアーチがないのに走ってふくらはぎが痛いのに走れば治ると思って走り続けたこと、加齢による筋力低下に気づかなかった上にケアをおろそかにしたこと。ですね。

実際、これらを繰り返し走る気もなくなってしまい20代後半から30歳半ばまでほとんど走ることをしませんでした。

走ることをやめましたがサポーターやインソールで誤魔化しつつ、歩く分には痛くなかったのでいろいろな山を歩いていました。

走り始めたのは36歳の時に今の仕事場に移ってから、山を走る必要が出てきてから真剣に走ることやケガに向き合うようになりました。
山を高速移動できない=仕事の戦力外
ですから、向き合うしかなかったです。

ピンチはチャンス?

臭いにはファブリーズ?

先日後輩のスーツが臭すぎて殴ったハナシ。なんでも1着しか持ってないスーツなので洗濯に出さず、毎日ファブリーズをかけ続けたとのこと。

はっきり言って異臭です、たばこやありとあらゆる食べ物を酒と汗で煮込んだ濃縮液をレンジでチンして出てきた湯気を嗅いだような臭いでした。

長引くケガも同じようなものかなー、と。
山田選手のnoteを見て思ったのでした。

note.com

ゼロベースランニングの高岡さんの記事も読んで納得のいくものでした。

ケガは「ピンチ」

ここで
一時的に臭いものにフタ、痛みを抑えるようなもので誤魔化して同じ練習を続けるか。

原因を自分なりに突き止めてトレーニングやケアをして根本から臭いの元、怪我に至る原因を断つか。

さてその方法。

、、、。

としか言いようがない。

人の身体は違うし、そこに至る原因も様々、性格もいろいろ、環境でできることとできないこともある。

膨大なトライandエラーの中から自分に合ったものを見つけていく。
結局、それ(=向き合うこと)を続けられる人がケガをしない。
というか、ケガと向き合ってランニングって趣味と付き合える。


痛みが一時的に引くならインソールやサポーターも否定しないけど、弱さを弱さと認めて隠し続けるようなもんだ。

もちろん必要なトレーニングのためや怪我の予防のためのテーピングやサポーターなんかも必要な時はあると思うので全てを否定するわけではない。

まっさんは今は下半身周りの筋トレ、体幹の強化、毎日1時間近くの足裏のマッサージ(風呂や風呂から出た後など)、タオルギャザーやフロッグハンド、足のグーチョキパーなどなど隙間時間でもできることを絡めながら基礎作り中です。


ピンチはチャンスです。


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